転職の面接の流れは、どうなっているの?
目次
● 転職の面接の流れは、どうなっているの?
こんにちは。山本しのぶです。
転職活動で、書類選考に通過すると面接に呼ばれますよね。
面接に進めたのは嬉しいけれど、面接の流れは、どうなっているのだろう?
転職活動がはじめてだったり、前回、面接を受けたのが、だいぶ前だったりするケースもあると思います。
新卒のときに就職活動はしたけれど、中途採用の面接は初めて。
新卒の面接と、転職活動の面接は、どう違うのだろう?
転職活動の面接の流れがあらかじめ分かっていれば、面接の不安も減ります。
あなたも、面接の流れをイメージして面接対策すれば、本番でも安心して受け答えできますよ。
今回は、転職活動の面接で、会社を訪問してから退室するまでの流れをお伝えします。
転職の面接の流れ:受付
転職活動の面接で会社を訪問すると、最初に行うのが受付ですね。
受付の人がいる場合や、内線電話などが置いてあり、自分で電話をかける場合などがあります。
受付での対応は、あなたの第一印象になります。礼儀正しく、対応したいですね。
受付でも電話でも、基本的な対応は同じです。
あなたの名前(フルネーム)と中途採用の面接に来たこと。約束の時間などを、ハキハキと伝えましょう。
転職の面接の流れ:入室
案内の人が来たり、受付の人に案内されて、面接をする部屋に入ります。
入室は、
・あなたが先に入って、面接官を待つケース
・面接官がいる部屋に、あなたが後から入るケース
の2パターンが、想定されます。
先に入室して待つケースでは、履歴書や職務経歴書などの提出物があれば、すぐに渡せるように準備しておくとよいですね。
先に部屋に入って待っている場合は、面接官が来られたら席を立って、挨拶してくださいね。
ちなみに、スマートフォンなどの音が出るものは、会社に入る前に電源を切るか、サイレントモードにしておきましょう。
音が鳴らないようにするのはもちろんですが、静かな場所では、バイブの音も意外と聴こえます。注意してくださいね。
あなたが入室するか、待っている部屋に面接官が来れば、いよいよ面接スタートです。
面接官と最初に会ったときの第一印象は、大切です。
最初にしっかりと挨拶をして、あなたの名前を名乗りましょう。
「本日は、よろしくお願いいたします。」
など、最後の挨拶まで、しっかりできると良いですね。
転職の面接の流れ:自己紹介
自己紹介などの質問に入る前に
面接の最初は、いきなり質問に入るのではなく、少し雑談やアイスブレイクを面接官がしてくれるケースもあります。
できれば、ここで少し緊張をほぐせるとよいですね。^^
アイスブレイクの内容は、例えば、私が人事で採用の面接官をしていた時は、
「ここまで、迷わずに来れましたか?」
とか、
「お部屋は、寒くないですか?」
など、応募者の方が答えやすい質問をしていました。^^
雑談やアイスブレイクを少し行った後、面接の質問に入ることも多いです。
自己紹介
転職活動の面接で最初にされる質問で多いのが、自己紹介です。
「それでは、自己紹介をお願いできますか?」
のように、聞かれることが多いです。
自己紹介は、どの会社でもほぼ必ず聞かれると思います。
面接対策では、自己紹介の内容をしっかり準備しましょう。
面接の最初は、緊張します。
緊張しても、ある程度は話せるように、自己紹介は内容を頭で考えるだけではなく、話す練習まで行うことをオススメします。
転職の面接の流れ:面接でよくある質問
仕事の経験、実績、スキルなど
自己紹介が終わると、履歴書や職務経歴書をもとに、具体的な質問に入るケースが多いでしょう。
例えば、職務経歴書をもとに、仕事の経験や実績、スキルなどを質問される。
成功体験や失敗体験、活かせるスキル、強み・弱みを質問される、などですね。
とくに、同じ業界や職種で転職活動される場合は、仕事の経験やスキルなどを突っ込んで聞かれる可能性があります。
職務経歴書に書いた内容をもとに具体的に答えられるよう、面接対策でしっかり準備しましょう。
志望動機・志望理由
そして、仕事の質問以外に、面接でほぼ必ず聞かれる質問が、志望動機や転職理由・退職理由です。
とくに、志望動機は、面接の合否を決める上で重視されることが多い質問です。
お客様から、面接の状況を教えてもらうと、
「志望動機は、聞かれませんでした。」
とおっしゃる場合もあるのですが、志望動機はストレートに、
「志望動機を、教えてください。」
とだけ、聞かれるわけではありません。^^
「志望動機」や「志望理由」と聞かれなくても、別の言い方や質問で志望動機を確認されていることも多いです。
面接官の質問は、言葉の表面だけをとらえず、
「これは、何を聞かれているのだろう?」「面接官は、何を知りたいのだろう?」と考えて、答えられるとよいですね。
転職理由・退職理由
そして、もう1つ。面接で、必ずといってよいほど聞かれるのが、退職理由や転職理由です。
退職理由や転職理由も、面接官が気にする質問ですね。
転職理由や退職理由は、ついネガティブな内容を話しがちです。
面接対策で、話をうかがうと、
転職理由が本当はネガティブだけれど、マイナスイメージにならないように…と、遠回しに答えたり、言い訳のように話すことで、長く話してしまうケースも多いです。
転職理由や退職理由は、分かりやすく、あまり長くならず答えられるように。
面接対策で、話す内容や話す練習をしっかりしておきたいですね。
その他のよくある質問
その他、入社してやりたい仕事、自己PR、長所・短所なども、質問される可能性があります。
また、新卒の就活とは違う質問として、希望年収などの条件面や入社時期についても質問されることが多いでしょう。
中途採用は複数の会社に応募することが多いため、他社の選考状況や、その中での面接を受けた会社の志望度(優先順位)なども聞かれる可能性があります。
特に、希望年収や志望度などは、答えを準備していないと、どう答えれば良いか迷う質問です。
面接を受ける企業の志望度(第一志望なのか、第二志望以下なのか…)にあわせて、面接での答え方を工夫してくださいね。
転職の面接の流れ:最後に聞かれる質問(逆質問、最後に質問はありますか?)
面接官からの質問が、ひととおり終わると、面接を終了する前に、
「最後に、〇〇さんから、何か質問はありますか?」
と、聞かれることが、多いです。
いわゆる、「逆質問」といわれる質問ですね。
いままでお伝えした、自己紹介や志望動機、転職理由などは、面接対策で準備されることも多いでしょう。
私が面接対策でお客様に伺うと、この最後の「逆質問」を、準備されていないことが多いです。
最後に「質問はありますか?」と、聞かれそうだけれど、他の質問の準備よりも、つい優先順位が低くなってしまうのですね。
でも、本番の面接でいきなり「質問はありますか?」と聞かれてパッと思いつく質問は、それほど大した質問ではありません。^^;
面接官に、逆質問で志望度が高いことをアピールしたり、「おっ!?」と興味をもってもらうためには、面接対策で最後の質問の内容までしっかり準備することが大切です。
実際に、面接対策で逆質問までしっかり準備したことで、内定につながったり、面接官に好印象を与えられたケースはたくさんありますよ。
逆質問は、質問の内容や質問の仕方で、面接官への印象が大きく変わります。
最後の質問の内容を聞けば、どのくらい企業研究をしているのか。会社や仕事への本気度などが分かります。
転職の面接の流れ:退室
面接が終わると、ホッとして、少し気がゆるみますね。
でも、まだまだ気を抜かないでくださいね。面接が終わって部屋を出て、エレベーターを降りて、ビルを出るまで。
ここまでは、少なくとも「面接が続いている。」という意識でいましょう。
面接が終われば、「本日は、ありがとうございました。」など、挨拶までしっかり行ってくださいね。
その後、部屋を出て、部屋を出たところや、会社の受付(入口)、エレベーターの前までなど、面接官が見送りをしてくれる場合もあります。
面接官の姿が見えなくなるまで、「最後まで、見られている。」という意識で対応しましょう。
エレベーターが閉まっても、面接を受けた会社の人が、エレベーターに乗っていることもよくあります。
スマートフォンを見たり音楽を聴くのも、ビルを出るまでは少し待ったほうが安全です。
今回は、転職活動の面接の流れについて、説明しました。
いかがでしたか?
面接を受けるために会社を訪問してから、面接を受けて退室するまで。
転職活動の面接の流れが、イメージできたでしょうか。
今回の記事を参考に、本番の面接をイメージして、面接の受け答えを含めてしっかり面接対策して、合格につなげてくださいね。