職務経歴書の作成代行を、おすすめしない理由
転職活動の職務経歴書については、動画でも、説明しています。
目次
職務経歴書の作成代行を、おすすめしない理由
こんにちは。山本しのぶです。
転職活動で、職務経歴書を作成するとき、自分1人で書くか、添削サービスを利用するか、作成代行にお願いするか、など、迷う場合がありますね。
履歴書・職務経歴書添削サービスにお越しいただいた、お客様からも、
「最初は、職務経歴書の作成代行を、考えていたのですけれど…。」
と、伺ったことがあります。
そのお客様は、やっぱり、自分で職務経歴書を作成して、添削でアドバイスをもらった方が良いと考えを変えて、応募書類の添削にお申込みいただきました。
いろいろな考えがあると思いますが、私は、基本的には、職務経歴書の作成代行はオススメしていません。
私が、職務経歴書の作成代行をしなかったり、赤ペン先生のように職務経歴書に直接赤入れをしないのには理由があります。
今回は、私が、職務経歴書は作成代行サービスを使うのではなく、自分で書いた方が良いと思う理由をお伝えしますね。
職務経歴書の作成代行をおすすめしない理由:自分らしい表現にならない
私が、職務経歴書の作成代行をオススメしない1番の理由は、他の人の言葉で書いた文章は、自分らしい表現にならないからです。
「なんだ、そんなこと?」と、思われるかもしれません。
でも、これは、転職活動で自分らしさをアピールしたり、あなたの事を評価してもらって内定をもらうためには大切だと、私は考えています。
私は、いくつかの大学のキャリアセンターや就職課で、学生さんの履歴書やエントリーシートの添削を行っていたことがあります。
ときどき、男子学生で「彼女に履歴書の文章を書いてもらった」とか、「お姉さんにエントリーシートを書いてもらった」という学生さんがいらっしゃいました。
話すのは得意だけれど、文章は苦手で…という学生さんに多かったですね。
これは、学生さん本人が、最初からカミングアウトするわけではありません。
話をしていると、目の前で会っている男子学生と履歴書やエントリーシートの文章からイメージする学生像にギャップを感じるのです。
少し言いかえると、
応募書類の文章から伝わる人物像と、目の前の人のイメージに、ギャップを感じる。違和感を感じる。
ということです。
違和感を感じて学生さんに聞くと、「実は、彼女に書いてもらって…。」とか、「お姉ちゃんに、書いてもらって…。」という話が出てきます。^^
これは、新卒の就職活動だけではなく、中途採用の転職活動でも同じです。
普段は意識していないかもしれませんが、人にはそれぞれ、大切なことや価値観があります。
その価値観は、例えば、職務経歴書の文章を書くときに、言葉の選び方として出てきます。
あなたの事を知っている人があなたの文章を読むと、なんとなく、あなたが書いたなと分かるのは、そのためですね。
どのような単語を使うのか。
どのようなトーンで文章を書くのか。
この辺りに、あなたらしさが、無意識のうちに表れます。
例えば、私がお客様から転職活動のご報告メールを頂くときも、
「たった今、内定が出ました~!!! やった~!という感じです。^^」
という風にメールを頂くお客さまもいらっしゃれば、
「お陰様で、先ほど、先日面接を受けた企業から採用の連絡を頂きました。とても嬉しいです。」
のように、メールを頂く場合もあります。^^
同じ内定のご報告でも、人や性格タイプによって、伝え方や言葉の選び方が違うのがイメージできるでしょうか?
あなたの場合も、同じです。
職務経歴書の作成代行には、作成代行をする人の性格タイプや特徴が表れます。
作成代行サービスは、同じような職務経歴書を何回も書いているので、こういう場合はこう書くという、ある程度、決まった形もあるかもしれません。
結果的に、職務経歴書作成代行サービスで職務経歴書を書いてもらうと、同じ内容を書いても、作成代行サービスの特徴が出た、職務経歴書ができあがります。
もちろん、職務経歴書作成代行サービスで作ってもらった職務経歴書で求人に応募し、書類選考に通過する場合はあります。
この場合は、書類選考まではOKですね。
問題は、その次の面接です。
職務経歴書の作成代行をおすすめしない理由:書類選考に通過しても、面接で苦戦する。
就職活動や転職活動では、内定が出る前にほぼ必ず面接があります。
あなたが、面接で企業の採用担当者と会ったとき。
職務経歴書の印象とあなたの印象が違うと、面接官は、あなたに違和感を覚えます。
先に職務経歴書を見ているので、その印象と違うあなたに、違和感を感じるのですね。
私は、ここが一番、作成代行をオススメしない理由です。
その応募書類で内定をもらおうとすると、あなたが作成代行に作ってもらった職務経歴書に、自分を合わせる必要が出てきますす。>_<
面接でも、職務経歴書に何を書いてあったかを覚えて、それに合うように対策する必要があります。
自分のことなのに、面接対策で職務経歴書の内容を暗記する感じになります。
職務経歴書に書いた内容を面接で突っ込まれたときも、自分の事なのに、答えに焦る場合もあるでしょう。
書類選考の通過が目的であれば、職務経歴書の作成代行を頼むのも1つの方法かもしれません。
でも、転職活動の目的は、書類選考通過ではなく「内定」ですよね。
あなたらしい良さを評価してもらって、希望の会社で内定をもらう。
これが目的であれば、自分らしい表現で頑張って書いた、職務経歴書で応募した方が、面接もスムーズに進みます。
結果的に、面接の合格率も上がり、あなたらしい良さもアピールできます。
職務経歴書の作成は、たしかに大変です。
でも、転職活動の「どこ」で頑張るか。なのですね。
文章の作成が苦手でも、応募書類でなかなか上手くアピールできなくても。
最初に、頭に汗をかきながら頑張って、あなたの経験や強みがアピールできる職務経歴書が完成すれば。
書類選考の通過率もアップします。
面接は、職務経歴書の内容をもとにアピールすれば良いので、面接対策もグッとラクになります。
面接準備をする必要はありますが、自分を偽る(いつわる)必要はありません。
最初に少し時間がかかっても、自分らしい応募書類が完成すれば、結果的にスムーズな内定につながりますよ。
とは言っても、自分1人で、職務経歴書を作成するのは上手く書けないし、ちゃんとアピールできているか、不安。
そんな場合は、私がこちらで、あなたらしい職務経歴書の書き方をアドバイスします。
職務経歴書の添削を行ったお客様からのご感想
これまで、職務経歴書の添削を行ったお客様からは、こんなご報告やご感想をいただいております。
山本さま
こんにちは。〇〇です。
先日あった2社の面接が無事に終わりました(^^)
そして、一昨日面接を受けた○○のメーカーさんから内定を頂くことができました!
当初からの希望でした、事務職での内定です。
社内や面接して頂いた社員の方の雰囲気も穏やかな印象で、私も「ここで働けたらいいな」と思っていたのでとても嬉しかったです!
面接でも、最初の頃は苦戦していた退職理由も自信を持ってきちんと答えられました!
自己紹介も山本さんと一緒に職務経歴書を作成し、アピールポイントを整理したおかげできちんと企業に合った自己PRができたのだと思います!
本当にありがとうございます!!
私一人ではここまで頑張れなかったと思います。
山本さんがいつも優しく、丁寧にサポートしてくださったおかげで内定を頂けたと言っても過言ではありません!
とても感謝しています(^^)
他の企業も書類選考に出しているところはありますが、この会社で働こうと思っています!
山本しのぶ様
こんにちは。先日、転職相談をお願いした○○です。
このたび、転職先が決まりましたので御礼とご報告をしたくご連絡いたしました。
山本さんにご相談してから履歴書を修正し、山本さんのアドバイスに従って志望する職種の業務内容に合った職務経歴に絞って書くことで、3枚あった職務経歴書を2枚に収めるようにしました。
また、書類上でも面接でも山本さんにご指摘頂いたコミュニケーション能力をアピールするようにし、まさにコミュニケーション能力が必要となる仕事を得ました。
自分では普通と思っていることでも、指摘していただいたことでアピールポイントがわかり、適性のある仕事を選べるようになるんだな、と思いました。
転職先での業務は未経験の内容も多く、語学力もかなり問われるので、大きなチャレンジになると思いますが、乗り越えられるからこそ与えられたチャレンジだと思って取り組もうと思います。
本当にありがとうございました!
今後ますますご活躍されますことをお祈りしております。
山本さん こんばんは
〇〇です
進行状況ですが、○○さん(第1志望の企業)は おかげさまで面接に呼ばれました。
ありがとうございます。
もう一社も 書類選考、職場見学も済み 選考中との事です。
添削していただいた後 他2社ほど面接を受けて返信待ちがあります。
添削後は おかげさまでwebの書類選考でも通過できるようになったので自信がついてきました。
あなたも、あなたの強みや経験を職務経歴書で効果的にアピールできれば、書類選考合格や内定につながります。
「頑張って、自分で職務経歴書を作成しよう!」
そう思われたら、私がこちらで、サポートさせていただきますね。^^